インドネシアの10月のパーム油製品の輸出量は前月比+47.1万tの365.4万t、粗パーム油(CPO)生産量は同+0.9万tの455.4t、PKOは同+0.4万tの44.6万tとなった。

中国向けのパーム油輸出が増加

 インドネシアのパーム油製品の輸出量は9月の318.3万tから10月には365.4万tに増加した。最も大幅に増加したのは、加工粗パーム油(CPO)で前月比30.3万t増となった。輸出先では、中国向けが同25万3800t増の110万5400t、パキスタン向けが同24万9600t増の37万6800tとなり、バングラデシュ、イタリア、スペインなどへの輸出量は減少した。

 10月のパーム油製品の輸出額は37億3,400万ドルとなり、9月の32億6,960万ドルから増加した。10月のCPOロッテルダムCIF価格は1tあたり1,099ドルで、9月の1tあたり1,043ドルよりも高かった。

 10月のパーム油国内消費量は200万tで、9月の182.1万tを上回った。食品部門の消費量は、9月の91.8万tから10月には98.3万tに増加した。バイオディーゼル部門の消費量は、9月の71.2万tから82.1万tに増加した。油脂化学産業部門の消費量は、わずかに増加した。

 10月のCPO生産量は455.4t、PKOは44.6万tに達した。9月のCPO生産量は454.5万t、PKOは9月の44.2万tであったため、ほぼ横ばいだ。1~10月のCPOとPKOの合計生産量は前年同期比2%減の4,159.6万tとなった。10月末のパーム油製品の在庫は約337.6万tと推定される。

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10月のインドネシアのパーム油の生産・輸出情報

出典:インドネシアパーム油協会(IPOA) 12月15日付