12月1~10日はパーム油の輸出が好調だとデータに示されていたにもかかわらず、マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、12月12日のパーム油の価格は他の植物油の価格の下落を受けて下落した。
パーム油先物の価格が下落
マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、2023年2月に納品されるパーム油先物・FCPOc3が12月12日の初期段階の取引で前営業日比4.51%下落し、1tあたり3,815リンギット(863.12ドル)になった。
大連商品取引所の大豆油・DBYv1はこの日、3.07%下落し、パーム油・DCPv1は同6.16%下落した。シカゴ商品取引所の大豆油・BOc2は同0.58%下落した。
貨物調査会社のIntertek Testing Servicesの情報によると、12月1~10日のマレーシアのパーム油製品の輸出量は、前月同期比で5.6%増加したという。一方、独立検査会社のAmSpec Agriによると、輸出量は同約14.3%増加したと記録されている。
インドネシア・エネルギー鉱物資源省新再生可能エネルギーおよび省エネルギー総局長のダダン・クスディアナ氏は慎重に検討した結果、軽油にバイオディーゼルを35%混合した「B35」を導入するという決定はなくなったと発表した。
ロイターのテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、パーム油先物価格は1tあたり3,945~4,029リンギットにとどまっているようだと語った。
出典:InfoSAWIT 12月12日付