マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、大豆油価格の上昇とリンギット安の影響を受けて、12月7日は粗パーム油(CPO)価格が下落していたが、一転して8日は粗CPO価格が上昇した。

パーム油(CPO)先物価格が上昇

 マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、2023年2月に納品されるパーム油先物・FCPOc3が12月8日の初期段階の取引で前営業日比0.86%上昇し、1tあたり4,003リンギット(909.77ドル)になった。

 大連商品取引所の大豆油・DBYv1はこの日、0.47%上昇し、パーム油・DCPv1は同1.30%下落した。シカゴ商品取引所の大豆油・BOc2は同0.61%上昇した。

 マレーシア・リンギットの対ドル相場は今週初めに5月初旬以来の最高水準に達したが、12月8日には3日連続で下落した。

 一方、ロイターのテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、パーム油先物価格は上昇トレンドラインを何とか上回ったため、1tあたり4,132~4,196ドルまで上昇する可能性があると指摘している。

出典:InfoSAWIT 12月8日付