マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、粗パーム油(CPO)価格は、米国と中国の大豆油価格が回復したことを受けて、12月5日に再び上昇した。
パーム油先物価格が上昇
マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、2023年2月に納品されるパーム油先物・FCPOc3が12月5日の初期段階の取引で前営業日比3.21%上昇し、1tあたり4,079リンギット(934.26ドル)になった。
一方、シカゴ商品取引所の大豆油・BOc2の大豆油価格は、過去4回のセッションで10.80%下落した後、1.44%上昇した。大連商品取引所の大豆油・DBYv1は0.82%上昇し、パーム油・DCPv1は0.36%上昇した。
マレーシア・リンギットの対ドル相場は4日連続で上昇し、12月5日には過去7カ月間で最高水準に達した。リンギット通貨の価値が上がると、外貨保有者にとってパーム油の魅力は低下する。ロイターのテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、パーム油先物価格は1tあたり3,837~3,891リンギットまでさらに下落する可能性があると指摘している。
出典:InfoSAWIT 12月5日付