マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、粗パーム油(CPO)価格は12月1日に下落した。米国の大豆油の価格の下落とリンギット通貨の上昇の影響を受けて、3セッション連続で上昇した後の下落となった。

パーム油先物価格が下落

 ロイターによると、マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、2月に納品されるパーム油先物・FCPOc3が12月1日の初期段階の取引で前日比1.89%下落し、1tあたり4,154リンギット(941.95ドル)になったという。

 一方、貨物調査会社のIntertek Testing Servicesおよび独立検査会社のAmSpec Agriによると、11月のマレーシアからのパーム油の輸出は、前月比1.7%~5.6%増加したと予想されている。

 ロイターによると、シカゴ商品取引所の大豆油・BOc2は3.09%下落したという。大連商品取引所の大豆油・DBYv1は0.15%上昇し、パーム油・DCPv1は0.42%下落した。

 ロイターのテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、パーム油先物・FCPOc3は1tあたり4,329リンギットになる可能性があり、価格は4,400~4,497リンギットの間で変動する可能性があると述べた。

出典:InfoSAWIT 12月2日付