インドネシアでは、12月1日~15日の粗パーム油(CPO)製品の輸出税(OF)を決定するCPO輸出基準価格は1tあたり824.32ドルとなった。インドネシア政府は12月1日~15日の期間に輸出されるCPOに対して、1tあたり33ドルの輸出税および1tあたり85ドルのパーム油プランテーション基金管理庁の課税を課すことを決定した。

インドネシアのパーム油輸出税、33ドルに決定

 インドネシアでは、12月1日~15日の粗パーム油(CPO)製品の輸出税(OF)を決定するCPO輸出基準価格は1tあたり824.32ドルとなった。CPO輸出基準価格は、11月16~30日の期間と比べて2.26ドル(0.27%)下落した。

 財務大臣規則No.123/PMK.010/2022の添付文書C、第4列によると、12月1日~15日のCPO輸出税は1tあたり33ドルとなる。財務大臣規則No.154/PMK.05/2022の添付文書Bにより、12月1日~15日の輸出時のパーム油プランテーション基金の課税は1tあたり85ドルとなる。CPO輸出基準価格は、輸出税およびパーム油プランテーション基金管理庁の課税の対象となるパーム油の輸出基準価格に関する商業大臣令No.1533/2022に基づいている。

 さらに、ブランドパッケージにより正味重量25kg以下で梱包された食用パーム油(精製・漂白・脱臭(RBD)パームオレイン)は、輸出税が1tあたり0ドルの対象となる。商業大臣の決定No.1534/2022により、ブランド登録が行われている銘柄リストが定められている。

 ディディ・スメディ・インドネシア商業省国家輸出開発局長は12月1日、「現在、CPO輸出基準価格は1tあたり680ドルの水準に向かって低下しています。インドネシア政府は12月1日~15日の期間に輸出されるCPOに対して、1tあたり33ドルの輸出税および1tあたり85ドルのパーム油プランテーション基金の課税を課します」と発表した。

 「CPO輸出基準価格が下落したのは、コロナ禍、ドルに対するルピア安、11月24日の米国の感謝祭のお祝いによる大豆油価格の上昇など、いくつかの要因の影響を受けています」(ディディ・スメディ局長)。

出典:InfoSAWIT 12月2日付