マレーシアの粗パーム油(CPO)在庫は、10月末には前月比7.5%増の249万トンに達すると予測されている。パーム油の生産量が回復しているため、2019年4月以来、最高水準の在庫となる。

 マレーシアのCGS-CIMB Securities Sdn. Bhd.農業部門研究者のIvy Ng Lee Fangは、CGS-CIMB先物取引部門が実施した調査について、「マレーシアのパーム油生産は9月と10月にピークとなります。マレーシアのパーム油生産量は前月比3.2%増、また前年同月比で約5.8%増の183万トンになると予測されています」と語った。

 「マレーシアからのパーム油輸出量が増加しているのは、大豆油の価格に比べて粗パーム油(CPO)価格が下がっていることによる可能性があります。マレーシアのパーム油在庫は、生産量が回復するにつれて、10月末までにおそらく前月比7.5%増、また前年同月比で35.7%増の249万トンとなり、2019年4月以来の最高水準になると予想されています」(Ivy Ng Lee Fang)。

出典:InfoSAWIT 11月10日付