インドネシアでは、10月16日~31日の粗パーム油(CPO)の輸出税(OF)を決定するCPO基準価格は、1tあたり713.89ドル(10月1日~15日比▲9.88%)となった。インドネシア政府は、10月16日~31日に輸出されるCPOに対する輸出税を1tあたり3ドルとすることを発表した。
インドネシアでは、10月16日~31日の粗パーム油(CPO)の輸出税(OF)を決定するCPO基準価格は、1tあたり713.89ドルとなった。CPO基準価格は、10月1日~15日の期間と比較して78.30ドル(9.88%)下がった。
この決定は、輸出税およびパーム油農園基金管理庁(PFMA)課税についてのパーム油の基準価格に関する商業大臣の決定No.1436/2022に記載されている。
ベリ・アングリホノ・インドネシア商業省対外貿易担当総局長は10月17日、「現在、CPO基準価格は下がっており、1tあたり680ドルの水準に近づきつつある。インドネシア政府は、10月16日~31日に輸出されるCPOに対する輸出税を1tあたり3ドルとします」と発表した。
財務大臣規則No.123/PMK.010/2022の添付文書C、第2列によると、10月16日から31日のCPO基準価格が下がったため、CPO輸出税は1tあたり3ドルに下がっている。
「CPO基準価格が下がったのは、世界的に景気後退への懸念があること、インドネシアとマレーシアにおいてCPO在庫が豊富にあること、とくに大豆油などほかの植物油価格が9月末頃に下落したことなど、いくつかの要因の影響を受けています」(ベリ・アングリホノ対外貿易担当総局長)。
出典:InfoSAWIT 10月17日付