インドネシア政府は、経済活動の活発化にともない、バイオディーゼルの需要が高まると予測されるため、今年のパーム油のバイオディーゼルへの割り当てを追加し、11,025,604klとすることを決定した。

 インドネシアでは、経済活動が活発になるため、ディーゼル油の需要が2022年第4四半期に増加すると予測されている。8月下旬に開催されたパーム農園基金管理庁(PFMA)の運営委員会の会議に基づき、今年のパーム油のバイオディーゼルへの割り当てを追加することが決定された。

 アイルランガ・ハルタルト・インドネシア経済担当調整大臣は、ディーゼルの一部に粗パーム油(CPO)を30%混合することを義務付ける「B30」計画におけるバイオディーゼル供給量を12月末まで維持する必要があり、バイオディーゼルへの割り当てを以前の10,151,018klから11,025,604klに増やす必要があると語った。

 「世界市場でインドネシアからのパーム油の受け入れを増やすために、同運営委員会は『インドネシアの持続可能なパーム油(ISPO)』認証を加速し、そのためのあらゆる方法を支援するという結論に達しました」(アイルランガ・ハルタルト大臣)。

 今回の会議では、「小規模農家パーム再植計画(SRP)」を促進するために法務官との調整会議を実施することが要請され、農業省とパーム農園基金管理庁(PFMA)は小規模農家パーム再植計画に関する比較調査を実施する権限を得た。

出典:InfoSAWIT ENGLISH 9月22日