9月に輸出されるパーム油の輸出基準価格929.66ドル
インドネシアでは、9月1日~15日の粗パーム油(CPO)の輸出税(OF)を決定するCPO基準価格は、1tあたり929.66ドルとなった。CPO基準価格は8月16日~31日の1tあたり900.52ドルに比べて29.14ドル(約3.24%)上昇した。
この決定は、9月1日~15日の輸出税およびパーム農園基金管理庁(PFMA)課税についてのCPO基準価格に関する商業大臣規則No.1207/2022に記載されている。9月の輸出税の対象となる輸出基準価格および農林産物の輸出基準価格に関しては、商業大臣規則No.1206/2022に定められている。ブランドパッケージおよび正味重量25kg以下で梱包された精製・漂白・脱臭(RBD)パームオレインの9月の銘柄リストに関しては、商業大臣規則No.1208/2022に定められている。
ベリ・アングリホノ・インドネシア商業省対外貿易担当総局長は8月31日、「現在、CPO基準価格は上昇しており、1tあたり680ドルの水準を超えています。そのため、インドネシア政府は9月1日~15日に輸出されるCPOに対する輸出税を1tあたり74ドルとします」と発表した。
9月のCPO輸出税は、財務大臣規則No.123/PMK.010/2022の添付資料C、第6列に定められた1tあたり74ドルから設定されている。CPO輸出税は8月16日~31日の期間と同じとなる。
「中国とインドからの需要の増加により大豆油価格が上昇していることや、マレーシアの通貨であるリンギット為替レートが下落して最低水準に達したことなど、いくつかの要因の影響を受けてCPO基準価格が上昇しました」(ベリ・アングリホノ対外貿易担当総局長)。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 9月2日付