マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、粗パーム油(CPO)の価格が8月26日に上昇した。他の植物油価格が上昇したことからも影響を受けた。

 マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、11月に納品されるパーム油先物・FCPOc3が8月26日の初期段階で前日比0.56%上昇し、1tあたり4,282リンギット(957.51ドル)になった。

 ロイターによると、貨物調査会社のIntertek Testing Servicesおよび独立検査会社のAmSpec Agriは、8月1~25日の期間でマレーシアからの粗パーム油(CPO)輸出は4.9~10%増加したと予測している。貨物調査会社のSociete Generale de SurveillanceはマレーシアからのCPO輸出は0.1%減少したと報告している。

 シカゴ商品取引所の大豆油・BOc2は0.12%下落した。大連商品取引所の大豆油・DBYv1は0.70%下落し、パーム油・DCPv1も0.23%下落した。

 ロイターのテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、パーム油先物・FCPOc3は1tあたり4,085リンギットになると予想されているが、1tあたり3,857リンギットまで下落する可能性があると指摘した。

出典:InfoSAWIT ENGLISH 8月27日付