マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、粗パーム油(CPO)価格は4日間連続で上昇した後、8月25日に下落した。投資家は次の取引の方向性を決めるために、貨物調査会社から8月1~25日の輸出データが発表されるのを待っている。

 マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、11月に納品されるパーム油先物・FCPOc3が8月25日の初期段階で前日比1.28%下落し、1tあたり4,253リンギット(949.33ドル)となった。ロイターによると、貨物調査会社は8月1~25日までのマレーシアからの粗パーム油(CPO)輸出に関するデータを8月25日に発表するという。

 シカゴ商品取引所の大豆油・BOc2は0.79%上昇し、大連商品取引所の大豆油・DBYv1は0.85%上昇し、パーム油・DCPv1は0.09%上昇した。

 ズルキフリ・ハサン・インドネシア商業大臣は8月24日、インドネシア政府が輸出時のパーム農園基金の課税の一時的な停止を10月31日まで延長することを計画していると語った。この政策により、輸出が拡大し、パーム油の原料となるアブラヤシの実(FFB)の農家からの買い取り価格がより高価になることが期待されている。

 ロイターのテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、CPOは1tあたり4,085~4,350リンギットになる可能性があると指摘した。

出典:InfoSAWIT ENGLISH 8月26日付