8月24日のマレーシア証券取引所デリバティブ部門では、米国からの供給不足が懸念され大豆油の価格が上昇したため、粗パーム油(CPO)価格も上昇し、1tあたり4,300リンギット(958.54ドル)となった。
大豆油の供給不足が懸念され、粗パーム油価格が上昇
マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、8月24日の粗パーム油(CPO)価格は、4回のセッションで連続して上昇した。トレーダーが米国からの大豆油の供給不足を懸念し、大豆油価格が上昇したためだ。
マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、11月に納品されるパーム油先物・FCPOc3は、8月24日の初期段階のセッションで約1.56%上昇し、1tあたり4,300リンギット(958.54ドル)となった。
ロイターによると、シカゴ商品取引所の大豆油・BOc2は0.8%上昇し、大連商品取引所の大豆油・DBYv1は1.07%上昇し、パーム油・DCPv1は約1.10%上昇した。米国中西部でのトウモロコシと大豆油の生産量が予想を超えて減少したため、シカゴ商品取引所では大豆油価格が上昇した。
一方、世界の主要なパーム油生産国であるインドネシアは8月23日、約260万トンのCPOを約31億6,000万ドルで購入する覚書(MoU)をインドとの間で締結したことを発表した。
ロイターのテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、CPO価格は1tあたり4,452リンギットの水準になる可能性があり、1tあたり約4,680リンギットまで上昇する可能性があると指摘した。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 8月25日付