マレーシア・パーム油委員会(MPOC)は、世界第2位の粗パーム油(CPO)生産国であるマレーシアの2022年のCPO生産量が前年比約50万t増の約1,860万トンになり、CPO価格は1tあたり6,000リンギット以上を維持すると予測していることを発表した。
マレーシア・パーム油委員会(MPOC)は、世界第2位の粗パーム油(CPO)生産国であるマレーシアのパーム油の生産量の見通しを引き下げ、2022年のCPO価格は1tあたり6,000リンギット以上になると予測していることを発表した。MPOCはまた、マレーシアのCPO生産量を21年の1,810万トンから22年には約1,860万トンに増加すると予測している。
Mohd Izham Hassan・MPOC副会長は、22年に世界で油脂の需要が増加し、世界のCPOへの依存は高まり続けるだろうと話している。「2022年のマレーシアの油脂の輸出量は9,700万トンに達し、パーム油市場は油脂市場のうち60%に達する可能性があります」(Mohd Izham Hassan副会長)。
MPOCは、マレーシアのCPO基準価格は7月末までは1tあたり6,500~6,800リンギットの範囲にとどまり、9月までに1tあたり6,300~6,500リンギットに下がるだろうと主張した。インドネシアもCPOを再輸出するためだ。
「植物油の価格の調整が起こるのは、2022年の第4四半期後半になるでしょう。CPOは、1tあたり6,000リンギットを超える可能性があります」(Mohd Izham Hassan副会長)。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 8月16日付