マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、8月1日の粗パーム油(CPO)価格は、この日、3%以上下落し、過去4回のセッションで起こったCPO価格の上昇に歯止めがかかった。

パーム油CPO先物価格が929.44ドルに下落

 マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、10月に納品されるパーム油先物・FCPOc3は、8月1日の初期段階で1tあたり153リンギット(約3.57%)下落し、1tあたり4,136リンギット(929.44ドル)になった。

 ロイターによると、CPO先物の価格は先週の間に8.4%上昇し、約3週間ぶりの高値となった。貨物調査会社・Intertek Testing Servicesの7月31日の報告によると、7月のマレーシアからのCPO輸出量は127万8,579tとなり、6月の輸出量の126万8,523tから0.8%増加した。

 8月1日の大連商品取引所では、この日、大豆油・DBYcv1は0.5%上昇し、パーム油・DCPcv1は0.3%上昇した。しかし、シカゴ商品取引所の大豆油・BOcv1は1.5%下落した。CPOは世界の植物油取引で他の植物油と競合しているため、他の植物油の価格の影響を受ける。

 ロイターのテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、CPO価格は1tあたり4,452リンギットにとどまる可能性があるが、1tあたり4,680リンギットまで上昇する可能性があると指摘した。

出典:InfoSAWIT ENGLISH 8月3日付