インドネシアの粗パーム油(CPO)入札価格は、7月28日の政府の共同マーケティング事務所としてオークションでCPOを販売するPT. Kharisma Pemasaran Bersama Nusantara(KPBN)において、前日比400ルピア上昇し1kg当たり9,825ルピアとなった。

 インドネシア政府の共同マーケティング事務所としてオークションでCPOを販売するPT. Kharisma Pemasaran Bersama Nusantara(KPBN)の情報によると、粗パーム油(CPO)入札価格は、ベラワンとドゥマイ地域では1kg当たり9,825ルピア、テルク・バユールでは1kg当たり9,705ルピアとなった。タランドゥクではCPO入札価格が1kg当たり9,705ルピア(Withdraw、以下、WD)、最高入札価格が1kg当たり9,625ルピアとなった。パレンバンではCPO入札価格が1kg当たり9,725ルピア(WD)、最高入札価格が1kg当たり9,625ルピアとなった。

 西カリマンタンでは、CPO入札価格が1kg当たり9,625ルピアとなった。パロポではCPO入札価格が1kg当たり9,625ルピア(WD)、最高入札価格が1kg当たり9,475ルピアとなった。インドネシア政府により、パーム油の輸出時のパーム農園基金の課税が一時的に停止されたため、インドネシアからのCPO輸出が増加してCPO価格が値上がりし、パーム油の原料となるアブラヤシの実(FFB)の小規模農家からの買い取り価格が上昇した。

 Jaringan Petani Sawit NasionalのSoaduon Sitorusは、小規模農家からのFFBの買い取り価格を回復するために、政府が実行すべきことは2つあると話した。1つ目は、市場のサプライチェーンを正常化することだ。CPO備蓄を調整するため、多くの政策が発表されてきた。この問題を解決するには、国内市場(供給)義務(DMO)、国内価格の義務(DPO)、フラッシュアウト(FO)、およびパーム農園基金の課税を取り消す必要があるという。

 2つ目は、インドネシア政府は輸出税を最低限に抑えることによって、輸出事業者にインセンティブを提供する必要がある。財務大臣規則No.115/2022により、パーム農園基金の課税が8月31日まで一時的に停止されたが、9月からは1tあたり240ドルが再び課税される。政府が行っていることは、最終的な解決策とはならないという。

 KPBNの情報によると、7月28日のCPO入札価格は以下の通り。1kg当たりの入札価格であり、付加価値税を除く。

粗パーム油(CPO入札価格

ベラワン&ドゥマイ:9,825ルピア-INL、EUP、PRISCOLIN
テルク・バユール:9,705ルピア-WIRA
タランドゥク:9,705ルピア(WD)。最高入札価格9,625ルピア-EUP
パレンバン:9,725ルピア(WD)。最高入札額9,625ルピア-PRISCOLIN
西カリマンタン:9,625ルピア-EUP。
パロポ:9,625ルピア(WD)。入札価格9,475ルピア-EUP

パーム核油(CPKO入札価格

Pabatu:10,102ルピア- UNILEVER

出典:InfoSAWIT ENGLISH 7月29日付