マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、粗パーム油(CPO)の価格が7月12日に3セッション連続で上昇した。インドネシア政府のバイオディーゼル義務化を促進する計画によるものだ。
マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、9月に納品されるパーム油先物・FCPOc3は7月12日の初期段階で70リンギット(約1.68%)上昇し、1tあたり4,227リンギット(952.89ドル)になった。
ロイターによると、インドネシア・エネルギー鉱物資源省新エネルギー・再生可能エネルギー・省エネルギー総局長・Dadan Kusdianaは先週、「インドネシア政府はこれまで、バイオディーゼル燃料を軽油に30%の割合で混ぜてきましたが、『B35』燃料として、バイオディーゼル燃料を軽油に混ぜる割合を35%に高めることを計画しており、7月20日から実施する予定です」と話したという。
貨物調査会社・Intertek Testing Servicesによると、7月1日~10日のマレーシアからの粗パーム油(CPO)輸出は、前月同期比20.5%減の330,310tになったという。
7月12日の大連商品取引所では、この日、大豆油・DBYcv1は1.2%上昇し、パーム油・DCPcv1は0.2%上昇した。シカゴ商品取引所の大豆油・BOcv1は0.5%上昇した。ロイターのテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、「CPOは1tあたり4,090~4,267リンギットになる可能性があります」と話している。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 7月14日