インドネシアのルフット・パンジャイタン海事・投資調整大臣は、粗パーム油(CPO)の輸出を促進するために、CPOと食用パーム油の輸出の割り当てを国内供給の7倍に引き上げるよう商業省に依頼した。
パーム油輸出促進で割り当てを拡大
インドネシアのルフット・パンジャイタン海事・投資調整大臣によると、粗パーム油(CPO)と食用パーム油の輸出の割り当てを国内市場(供給)義務(DMO)の7倍に引き上げるよう商業省に依頼したのは、パーム油の原料となるアブラヤシの実(FFB)の小規模農家から買い取り価格が依然として安いため、大幅に引き上げることを目標としているためだという。
インドネシア政府は以前、国内市場(供給)義務と国内価格義務(DPO)に基づく流通政策により、生産者に国内供給の5倍となる輸出量を割り当てるインセンティブを提供していた。たとえば、生産者が1Lあたり14,000ルピアの価格でバルク食用パーム油1,000tを国内に流通させることができれば、1,000tの5倍以上の輸出を許可される。
ルフット・パンジャイタン大臣は、政府がパーム油の価格を管理するために、パーム油産業の上流部門と下流部門のバランスを取ることが目標だと考えている。「ジャワ島―バリ島では、食用パーム油の価格は1Lあたり14,000ルピアです。パーム油産業の上流部門の政策を慎重に緩和して輸出を促進することで、小規模農家からのFFB買い取り価格を改善する方針を取りました」(ルフット・パンジャイタン大臣)。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 7月5日