マレーシア証券取引のパーム油価格は6月24日、この日、再び4%下落した。大豆油の価格が安く生産が増加するという予測により、3月中旬以来、1週間で最も下落幅が小さくなった。
マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、9月に納品されるパーム油先物・FCPOc3は6月24日の取引の初期段階で167リンギット(約3.52%)下落し、1tあたり4,577リンギット(1,039.52ドル)となった。パーム油先物の価格は、この1週間で16%下落し、3週連続の下落となった。
ロイターによると、トレーダーらは、マレーシア・パーム油協会の(MPOA)は6月23日、6月1~20日までの生産量が前月同期比約15.9%増加していると予測したと話したという。一方、ロイターによると、主要7カ国(G7)首脳会議で、ドイツや英国を含むメンバーの国々が、今週、食料価格の上昇を最低限に抑えるためにバイオ燃料計画を放棄することに合意したという。
6月24日の大連商品取引所では、この日、大豆油・DBYcv1は2%下落し、パーム油・DCPcv1は3.1%下落した。シカゴ商品取引所の大豆油・BOcv1は、世界経済の減速により需要が制限される可能性があるという懸念があり、5.3%下落した。
ロイターのテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、粗パーム油(CPO)価格は1tあたり4,588リンギットになるだろうと話している。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 6月25日