6月22日のマレーシア証券取引所デリバティブ部門では、この日、原油やその他の植物油の価格が下落したことを受けて、パーム油価格が再び2%以上、下落した。
マレーシア証券取引所デリバティブ部門では、9月に納品されるパーム油先物・FCPOc3が22日の初期段階で112リンギット(約2.25%)下落し、1tあたり4,868リンギット(1,106.36ドル)となった。22日の6回のセッションのうち5回のセッションで価格が下落した。
インドネシア商業省の報告によると、インドネシアは国内市場(供給)義務(DMO)と輸出促進計画により 100万トン近くのパーム油に対して輸出承認を発表したという。一方、マレーシア政府は7月1日から特定の食用パーム油への補助金を廃止する。国内供給を確保し、価格を安定させるための方法となるだろう。
6月22日の大連商品取引所では、この日、大豆油・DBYcv1は2.3%下落し、パーム油・DCPcv1は1.3%下落した。シカゴ商品取引所の大豆油・BOcv1は1.2%下落した。原油は、米国のバイデン大統領がガソリン価格など燃料費のインフレ対策として、連邦ガソリン税を9月末まで一時的に免除する方針を示したことにより、この日、4ドル下落した。ロイターのテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、粗パーム油(CPO)価格は1tあたり4,896リンギットであり、1tあたり4,588リンギットまで安くなる可能性があると話している。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 6月24日