インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、パーム油産業と小規模農家に対してパーム油の供給体制と価格の動向による影響がおよぶことを考慮し、粗パーム油(CPO)とその派生品、および食用パーム油の輸出を5月23日から再開することを決定した。

 インドネシア政府は、粗パーム油(CPO)とその派生品、および食用パーム油の輸出を5月23日に再開した。インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、最近のパーム油の供給体制と価格の動向を知り、パーム油産業と小規模農家への影響を考慮して輸出禁止の取り消しを決定した。

 加えて、ジョコ・ウィドド大統領は5月19日のオンライン記者会見で、2つの重要なことを伝えた。1つ目は、政府がパーム農園基金管理局の手続きと規制を改善して、パーム油の国内での供給体制がより簡略化され、優れた仕組みになるよう対応することだ。パーム油の価格の高騰や供給に関する課題を解決できるよう、国民を保護し、食用パーム油の国内でのニーズが満たされるように価格を設定する。

 2つ目には、ジョコ・ウィドド大統領はパーム油の生産と流通に関する法律違反や詐欺の申し立てに関して、「加害者の調査と起訴を続けるよう法務官に命じました。パーム油の輸出政策に関して、国民に損失をもたらすことは防ぎたいと考えています」と語った。

出典:InfoSAWIT ENGLISH 5月22日