インドネシア工業省の報告によると、2021年のRBDパームオレイン(脱酸、漂白、脱臭されたパームオレイン)、CPO(粗パーム油)、RPO(精製パーム油)の合計輸出量は2,270万tとなった。食用パーム油とその原料の輸出禁止の政策が4月28日に開始されたため、本来、輸出されるはずだった食用パーム油が国内に流通し、国民の需要が満たされ、備蓄が増えると予測されている。

 インドネシア工業省の報告によると、2021年のRBDパームオレイン(脱酸、漂白、脱臭されたパームオレイン)の輸出量は1,270万t、CPO(粗パーム油)は250万t、RPO(精製パーム油)は750万tとなった。これら3つのパーム油製品の合計輸出量は2,270万トンに達した。

 4月28日から食用パーム油とその原料の輸出が禁止となった。アグス・グミワン・カルタサスミタ工業大臣は、ジョコ・ウィドド大統領が発表したように、この政策はインドネシアのパーム油産業に大きな影響を与え、国としての強みになると予測している。アグス・グミワン・カルタサスミタ工業大臣は4月27日、「本来、輸出されるはずだった食用パーム油が国内に供給されることで、国民の需要が満たされ、備蓄が増えるでしょう」と記者会見で発言した。

 アイルランガ・ハルタルト前経済担当調整大臣は、「食用パーム油の販売価格が1Lあたり14,000ルピアに下がるまで、輸出禁止が続くでしょう」と語った。

 RBDパーム油の輸出禁止の政策は商業大臣規則によって定められ、その実施体制は財務省税関総局によって監視されている。「食用パーム油のすべての生産者に対して、RBDパーム油の輸出禁止が適用されます。輸出禁止となった製品のHSコード(関税分類番号)は、1511.90.36、1511.90.37、1511.90.39です。パーム油を生産する企業が、パーム油の原料となるアブラヤシ果実を小規模農家から通常価格で購入することが望まれます」(アイルランガ・ハルタルト前経済担当調整大臣)。

出典:InfoSAWIT ENGLISH 5月7日