マレーシアパーム油庁(MPOB)によると、3月末のマレーシアのパーム油備蓄は5カ月連続で減少し、前月比2.99%減の147万tとなった。予想を上回って輸出が増加し、輸入の減少幅が生産の伸びを上回ったためだ。

 マレーシアパーム油庁(MPOB)の4月11日の発表によると、3月末のマレーシアのパーム油備蓄は、予想を上回って輸出が増加し、輸入の減少幅が生産の伸びを上回ったため、5カ月連続で減少した。‎世界第2位のパーム油生産国であるマレーシアのパーム油備蓄は、前月比2.99%減の147万tと2021年3月以来の低水準となった。‎

‎ シンガポールのパームオイル・アナリティクスの共同創業者・サティア・バルカ氏は「パーム油の需要は供給に比べて約3倍の速さで増えたため、備蓄が大幅に減った」と話す。‎

‎ 国際輸送メディアのHellenic Shipping News‎‎によると、粗パーム油(CPO)の生産量は、良い天候に恵まれて21年10月以来初めて増加し、予想を上回る前月比24%増の141万tとなった。‎ロシアによるウクライナ侵攻が長引き、ヒマワリ油の代替品としてパーム油の需要が高まったため、輸出は前月比14.1%増の127万tと3カ月ぶりの高水準となった。‎

‎ 輸入は前月比43%減の8万4,871tとなった。マレーシアを拠点とするブローカー、Pelindung Bestari取締役・Paramalingam Supramaniamは、「パーム油の使用量が現地で増加しているのは、コロナ後で消費の習慣が戻ったためでしょう。パーム油の消費量は、年間を通して増加し続けるでしょう」と話す。‎

‎ 4月は通常、第2四半期に入りパーム油の原料となるアブラヤシの生産量が減少する時期だ。4月1日~10日の生産量は大幅に減少すると予想されている。

出典:InfoSAWIT 4月14日付