2022年3月のマレーシアのパーム油備蓄量は、前月比0.51%増の153万tと5カ月ぶりに増加すると予測されている。パーム油生産量は前月比16.4%増132万t、輸出量は前月比6.3%増の117万t、輸入量は同約22%減の11万7,000tとなる見込みだ。
2022年3月のマレーシアのパーム油備蓄量は、ロイターの4月4日付の調査によると、輸出の増加と輸入の減少により生産量の増加が相殺されるため、3月下旬までに増加すると予測されている。同調査によると、農園経営者、トレーダー、アナリストの中期予測によると、3月のマレーシアのパーム油備蓄量は前月比0.51%増の153万tとなり、5カ月ぶりに増加すると予想されている。
パーム油備蓄量は同時期と比較して多く、145万tを上回った。21年10月以降、減少傾向にあった生産量は、前月比16.4%増の132万tと3カ月ぶりの高水準となった。
DBS Vickers Securityのアナリスト・William Simadiputraは、過去2カ月間の生産量が予想を下回った後に、生産量は回復すると予想されていると話した。
パーム油輸出量は前月比6.3%増の117万tで、インドや中国などの主要なバイヤーへの出荷が増加するという貨物調査員の予測と一致した。経済・金融メディアのThe Edge Marketsによると、輸入量は同約22%減の11万7,000tになると予測されている。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 4月9日付