インドネシア政府は食用パーム油の価格を安定させるため、輸出税を引き上げるとされている。この政策が実施されると、粗パーム油(CPO)基準価格が1tあたり1,500ドルを越えると、輸出税は1tあたり375ドルとなる。

 インドネシア政府は食用パーム油の価格を安定させるため、補助金政策、国内市場(供給)義務化および国内価格義務化に続いて、輸出税の引き上げを行うとされている。

 インドネシア財務省のパーム油プランテーション基金管理庁の公共サービスの義務に関する財務大臣規則(RMF)No.57/PMK.05/2020の3番目の代替案となる、3月18日に発行された財務大臣規則No.23/2022によると、パーム油の輸出税が変更になる見込みだ。

 財務大臣規則No.23/2022によると、粗パーム油(CPO)、粗パーム核油(CPKO)、粗パームオレイン、粗パームステアリン、粗パーム核オレイン、粗パーム核ステアリンなどのHSコード15の製品は、下記の輸出税が適用される。他のパーム油製品と比較して、最も高い輸出税となるだろう。

CPO基準価格輸出税
$1,000~1,050$175
$1,050~1,100$195
$1,100~1,150$215
$1,150~1,200$235
$1,200~1,250$255
$1,250~1,300$275
$1,300~1,350$295
$1,350~1,400$315
$1,400~1,450$335
$1,450~1,500$355
$1,500~$375
1tあたり

出典:InfoSAWIT ENGLISH 3月20日付