パーム油の生産国であるインドネシアは、実はパーム油の輸入国でもある。インドネシア中央統計庁(CBS)によると、20年のパーム油輸入量は1,620t、輸入額は約162万ドルとなり、輸入量は減少傾向にあるという。
インドネシアは2006年以来、世界一のパーム油生産国であるが、実際にはパーム油の輸入国でもある。インドネシア中央統計庁(CBS)の「インドネシアパーム油統計」のデータによると、パーム油輸入量は大幅に増加した19年を除いて、16~20年にかけて減少しているという。
19年のインドネシアのパーム油輸入量は前年比110.7倍増の9万3,560t、輸入額は4,568万ドルになった。20年のパーム油輸入量は1,620t、輸入額は約162万ドルに減少した。
19年は、粗油以外のパーム油が含まれる「その他のもの」(HSコード:1511.90)がパーム油総輸入量のうち94%を占めていた。一方、20年には、粗油以外のパーム核油が含まれる「その他のもの」(HSコード:1513.29)が664tとなり、粗油以外のパーム油が含まれる「その他のもの」657tと同じ規模まで増加したという。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 3月15日付