インドネシア財務省が2022年1月上旬に、輸出税と輸出関税の対象となる輸出品の規定についての財務大臣規則No.1 / PMK.010 / 2022を公式に発表したため、パーム油・PKSの輸出税が変更される。以前のCPO基準価格に比べると関税が下がるが、CPO基準価格が高くなると関税が上がるだろう。

 インドネシア財務省が2022年1月上旬に、輸出税と輸出税の対象となる輸出品の規定についての財務大臣規則No.1 / PMK.010 / 2022を公式に発表したため、パーム油・PKSの輸出税が変更される。CPO基準価格で比べると以前より輸出税が下がるが、CPO基準価格が高くなると輸出税が上がるだろう。

 インドネシア財務省が2022年1月上旬に発表した財務大臣規則No.1 / PMK.010 / 2022は、輸出税と輸出税の対象となる輸出品の規定についての財務大臣規則No. 13 / PMK.010 / 2017の3番目の代替案となる。インドネシア政府は今回、パーム油製品の輸出税を変更することで、パーム油ベースでの輸出を奨励しようとしている。パーム製品の輸出を増加させるには、取引を拡大することが必要だ。

 財務大臣規則No.1 / PMK.010 / 2022には、「取引を拡大し、パーム油産業がもつ経済的な可能性を広げて輸出市場を変化させるためには、PKS関税を調整する必要があります」と記載されている。粒子サイズが50メッシュ以内の断片や粉末のPKS関税には、2つの変更点がある。このPKSは、ex 1404.90.91の関税で規制されている。

 PKS輸出税は、パーム原油(CPO)基準価格に基づき、12段階で規制されている。たとえば、CPO基準価格が750ドル以下の場合、PKS輸出税は以前の1tあたり7ドルから3ドルになるだろう。もしCPO基準価格が1,250ドルの場合、PKS輸出税は以前の1tあたり30ドルから13ドルになるだろう。

出典:InfoSAWIT 1月17日付