インドネシアのスマトラ工学技術研究所(Itera)の講師と学生が、農村の輸送需要を満たすため、純粋なパーム油を燃料とする農村向けの車を発表した。これは、パーム油燃焼エンジン車または「CEPOV Itera-1」と呼ばれる。
スマトラ工学技術研究所所長・Mitra Djamal教授は3月26日、CEPOV Itera-1は農民が多くの製品を輸送するための優れた手段として、多くの農民を助けるように設計されたもので、2021年11月から行ってきた組み立てが完成したと話した。
Mitra Djamal教授はまた、「この車は7.5馬力のディーゼルモーターを備えており、時速約20~50kmで走行できます。小規模農家が移動できるように設計されており、燃料はパーム油であるため、ガソリンやディーゼルを入手するために外出する必要はありません」といった。
地方自治体や業界との協力により、CEPOV Itera-1はさらに改善され、使いやすい車になることが計画されている。「業界と協力して開発し、経済的な価格で販売します」(Mitra Djamal教授)。
CEPOV Itera-1技術チーム長・Rico Aditia Prahmanaは、CEPOV Itera-1はパーム油燃料専用の車だと話す。スマトラ工学技術研究所エネルギー変換研修室での試験によると、CEPOV Itera-1は、純粋なパーム油1リットルで最大10km走行できる可能性があるという。
CEPOV Itera-1は純粋なパーム油が燃料になる可能性があり、パーム油をバイオディーゼルにするための工程は必要はないため、製造コストを節約できる。
「CEPOVItera-1は完全な車です。環境に優しく、農村の乗り物としてぴったりでしょう」(Prahmana技術チーム長)。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 3月30日付