パーム原油(CPO)の基準価格は1tあたり1,283ドルと基準値である750ドルを越えているため、11月のCPO輸出税は1tあたり200ドル、パーム油農園基⾦の徴収は1tあたり175 ドルとなる。

 11月の輸出税を決めるパーム原油(CPO)の基準価格は1tあたり1,283.38ドルと前月比86.78ドル増(7.25%増)となっている。林業や農産物の輸出税に関する輸出基準価格は、貿易大臣規則62/2021に記載されている。

 インドネシア政府の対外貿易の最高責任者であるIndrasari Wisnu Wardhanaは1日、「CPOの基準価格は基準値である1tあたり750ドルを超えているため、インドネシア政府は11月にCPO 1tあたり約200ドルの輸出税を設定すると決定した」と公式に発表した。

 11月のCPOの輸出税は、財務大臣規則No. 166 / PMK.010 / 2020の添付資料I C、12列によると、前月と変わって1tあたり200ドルだ。

 CPOの基準価格は、国際市場におけるCPO需要の増加、CPO製品の輸入関税を引き下げるインドの政策、原油価格の上昇によるCPO需要の増加が原因となり、上昇している。

 一方、財務大臣規則No 76 / PMK.05 / 2021に基づいてパーム油農園基金管理庁(PFMA)が管理する徴収は、貿易省で規制されている基準価格の決定によると1tあたり1,000ドル以上でグループ化されるため、11月はCPO1tあたり175 ドルとなる。

 上記より、11月のCPO輸出税とパーム油農園基金は合計で1tあたり375ドルになる。 InfoSAWITの試算によると、CPO輸出税とパーム油農園基金の合計額に合わせて、CPO価格を約30%割引する必要がある。

出典:infoSAWIT 11月4日