「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」の年次総会「RT2022」が、11月28日から12月1日までマレーシアのクアラルンプールで開催されている。今回のテーマは、「協力的に行動することで、持続可能なパーム油の価値の連鎖を拡大する」ことだ。

持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)

 「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」の年次総会「RT2022」が、11月28日から12月1日までマレーシアのクアラルンプールにあるシャングリ・ラホテルで開催されている。

 今回のRT2022のテーマは、「協力的に行動することで、持続可能なパーム油の価値の連鎖を拡大する」ことだ。パーム油のサプライチェーンに関わるすべての関係者の行動を結集し、より持続可能なシステムに向けて前進させるよう呼びかけている。

 Joseph (JD) D’Cruz・RSPO最高経営責任者(CEO)によると、関係者が協力しあい、持続可能なパーム油産業を実現することで将来起こり得る課題に立ち向かうことができるという。食料危機、景気の後退、ウクライナ危機、農業サプライチェーンの混乱など、業界が直面している課題を検討するとしている。

 RSPOの公式ウェブサイトによると、Joseph (JD) D’Cruzは異常気象にも注意を払う必要があると指摘している。「持続可能なパーム油サプライチェーンを構築するためには、農園から市場、資金調達まで、より強力なパートナーシップを築くことが必要です」(Joseph (JD) D’Cruz)。

出典:InfoSAWIT 11月28日付