インドネシア・リアウ州農園局長・ズルファドリ氏によると、リアウ州のパーム農園企業約396社のうち、「インドネシアの持続可能なパーム油(ISPO)」認証を取得しているのはわずか30%にあたる121社だという。一方、村単位(協)(KUD)に関しては、約110の協同組合が、パーム油の原料となるアブラヤシの生産量を増やすために生産量が落ちたアブラヤシの木を植え替える「小規模農家パーム再植計画(SRP)」を実施したばかりであり、ISPO認証を取得する可能性があるという。
インドネシアのビジネス・経済メディア、Bisnisによるとズルファドリ氏は9月7日、「ISPO認証を促進するために、リアウ州はパーム農園企業や農園主がISPO認証を取得する義務について、リアウ州知事から各地域の長に宛てた通達を発行するなどいくつかの努力をしてきました」と語ったという。ズルファドリ氏は続けて、ISPO認証を促進するために、同農園局は、州知事規則No.9/2022によって規制されている「持続可能なパーム油のための国家行動計画(RAN-KSB)」に関する計画も立てていると言った。
リアウ州は小規模農家約1,600件に対して栽培登録証明書を発行するだろう。ズルファドリ氏は続けて、リアウ州は「国家汚職防止戦略(StraNas-PK)」に関する許可データや、用地許可と農園開発許可に関する複雑な制度を改善すると語った。
「森林地域外の小規模農家の農園の地図を作成し、リアウ州の地区/市に持続可能なパーム油のための国家行動計画を整備し、地域の調査官チームを編成し、2022年に小規模農家パーム再植計画を実施することを奨励します」(ズルファドリ氏)。
ズルファドリ氏はまた、リアウ州はパーム農園部門のインフラを整備し、リアウ州の役人や小規模農家に対する人材開発の計画を実現すると言った。「農地紛争を解決し、パーム農園企業と農園主にISPO証明書を取得するよう働きかけます」(ズルファドリ氏)。
リアウ州農園局によると、農業大臣令No.833/KPTS/SR.020/M/12/2019に基づき、インドネシアのパーム農園の面積は約16,381,959haであり、リアウ州はそのうち20.08%にあたる約3,387,206haのパーム農園があり、その面積が最も広い州だという。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 9月9日付