インドネシアのジャンビ州テボ県スマイ地区のパーム油工場は、独立した小規模農家と大農園の周りに配置される『プラズマ農家』の両方から、パーム油の原料となるアブラヤシの実(FFB)の購入を停止することを発表した。他の工場でも、政府がCPOとその派生品の輸出活動を再開したにもかかわらず、CPOを輸出できず、工場を稼働することができない場合に、小規模農家のFFBを購入しない可能性があるという。
インドネシアのジャンビ州テボ県スマイ地区にある独立した小自作農のヘリ氏(40)は6月14日、スマイ地区で運営されている、全国展開している民間のパーム油工場の壁にある発表を読んだという。ヘリ氏は「パーム油工場は、工場が取引している独立した小規模農家と大農園の周りに配置される『プラズマ農家』の両方から、パーム油の原料となるアブラヤシの実(FFB)の購入を停止することを発表しました」と語った。
ヘリ氏が懸念しているのは、工場がFFBの購入を停止する期間が定められていないことだ。 「もちろん、私は工場の支援を受けているプラズマ農家についても懸念しています」(ヘリ氏)。テボ県の農園・水産・畜産局の責任者・H. カスダリ氏は、小規模農家からFFBを購入しないパーム油工場があることを否定していない。
粗パーム油(CPO)貯蔵タンクを備えた8つの工場が、小規模農家からFFBを購入しなくなる可能性があるという。「テボ県にはCPO貯蔵タンクを備えた8つの工場があります。 1つは地方の企業で、7つは全国展開している企業です。政府がCPOとその派生品の輸出活動を再開したにもかかわらず、CPOを輸出できず、工場を稼働することができない場合に、小規模農家のFFBを購入しない可能性があります」(カスダリ氏)。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 6月16日