インドネシアでは、2022年は乾季が遅れて雨が降り続いているため、パーム生産に適した天候であり、パーム農園の生産が順調になると予測されている。乾季のハイシーズンは8月になる見込みだという。

 インドネシアでは、2022年は乾季が遅くなるため、パーム生産にとって良い天候となる。インドネシア気象気候地球物理庁(GCMA)の責任者、Dodo Gunawanは3月25日、「インドネシアの多くの地域で4月に乾季が始まるでしょう。国土の47.7%は乾季が遅くなる可能性があり、26.3%は乾季がさらに遅れ、約26%は平均的な気候となります。これは、乾季であるのに雨が降るという意味で、パーム農園の生産に適していると考えられます」と話した。

 気象気候地球物理庁は、インドネシアは乾季のハイシーズンは8月になると予測した。 多くの地域が雨季にあり、国土の52.9%の地域は8月に乾季のハイシーズンを迎えるだろう。「いくつかの情報源から、乾季は正常であると考えられます」(Dodo Gunawan)。

 インドネシアパーム油協会(IPOA)事務局長・Eddy Martonoは、「2019年の乾季の影響を受けて、20年と21年の粗パーム油(CPO)生産量は減少しました。ウクライナ危機で、ひまわり油が不足しているため、植物油の価格が上昇し、インドネシアから世界に向けたCPO輸出需要が増加しています。」(Eddy Martono)。

出典:InfoSAWIT ENGLISH 4月4日付