インドネシアでは、インドネシアの持続可能なパーム油(ISPO)や持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)認証を取得した小規模農家が少なく、とくにISPOは5年間の移行期間内に取得する義務があるため、法律や資金、インフラなどに関して業界による支援が必要だとされている。
インドネシアの持続可能なパーム油(ISPO)認証は、独立した小規模農家が認証を取得している事例は非常に少ない。ISPOは、5年間の移行期間内に取得することが義務付けられているため、業界による支援が必要だという。
パーム農家組合(SPKS)組合長・Rohul, Yusro Fadliは、独立した小規模農家がISPOやRSPO証明書を取得できるように、3つの支援が必要だと話した。1つ目は、耕作に関する文書と環境の管理を行うため、PFMAから地方政府への運営資金に関する法的な支援だ。パーム農園の森林地域の許可に関する課題を解決する規制も必要であり、ISPOの法的条件は小規模農家の土地に関する文書に合わせて調整する必要がある。
2つ目は、資金面での支援だ。小規模農家は、農園の運営においてISPOまたはRSPO証明書を取得するための資金が必要だ。認証が経済的なものであるか、パーム油プランテーション基金管理庁(PFMA)によって資金提供されることが必要だ。
3つ目は、機関、インフラ、能力面での支援だ。Yusro組合長によると、PFMAからの資金により、小規模農家のグループや組合を発展させ、農家向けの研修を強化できるよう支援することができるという。小規模農家が利用しやすい効果的なインフラも必要だとしている。
出典:InfoSAWIT ENGLISH 3月31日付