インドネシアパーム油農家フォーラム(POPSI)会長・Pahala Sibueaは、インドネシア政府がパーム農園の生産性を高めるために行っている「パーム農園再植林プログラム(PSR)」が遅延している原因は、パーム農園再植林プログラムを社会の仕組みに取り入れてから実施するまでの技術開発がなかったことだと語った。

 インドネシアパーム油農家フォーラム(POPSI)会長・Pahala Sibueaは、下院委員会IVとの公聴会で、(「パーム農園再植林プログラム(PSR)」に関する)会議での決定事項は書面を作成するだけではなく実現されなければならないと議長と議員らに促した。小規模農家の代表者により、2020年11月23日、21年7月45日、22年3月24日の計3回の下院委員会との公聴会が行われたが、そこで決定したことはまだ実現されていないためだ。

 Pahala Sibuea会長は、小規模農家の「パーム農園再植林プログラム(PSR)」において、プログラムが遅延した要因は、パーム農園再植林プログラムを社会の仕組みに取り入れてから実施するまでの技術開発がなかったことだと語った。

 Pahala Sibuea会長はまた、「農家に解決策を積極的に提供しているのはパーム小規模農家協会であるため、インドネシア農業省プランテーション総局とインドネシアパーム油農園基金(PFMA)は、測量士ではなくパーム小規模農家協会をパーム農園再植林プログラムに積極的に関与させることが必要です」と話した。

 ここ数年のパーム農家の人材育成では、農家の子どもたちが奨学金を得る以外に農家向けの研修はなかった。農家の能力を高めるために研修を行うという提案は、パーム油農園基金によるパーム農園の人材育成に関する技術指針についてのプランテーション総局長の決定No.206 / Kpts / KB.410 / 06 / 2021により、パーム油農園基金により却下された。

 「協会が積極的な役割をはたし、インドネシア政府がパーム油に関するガバナンスを改善できるよう、決定が取り消されるべきであると願っています」(Pahala Sibuea会長)。

出典:InfoSAWIT ENGLISH 3月27日付