インドネシア政府とマレーシア政府が設立したパーム油生産国評議会(CPOPC)は、「持続可能な開発目標(SDGs)」に向けた持続可能なパーム油の生産における認証計画の一般的な指針になることを目標として、「持続可能なパーム油の世界的な枠組み原則(GFP-SPO)」を発足させた。

 パーム油生産国評議会(CPOPC)は、「持続可能なパーム油の世界的な枠組み原則(GFP-SPO)」を発足させた。「持続可能な開発目標(SDGs)」に向けた持続可能なパーム油の生産における認証計画の一般的な指針になることを目標としている。CPOPCは、インドネシア政府とマレーシア政府が設立した組織だ。

 この枠組みでは、多くの生産国にとってパーム油がSDGsの実現に貢献し、パーム油が植物油の持続可能な基盤になることを評価することができる。GFP-SPO構想は、会員やオブザーバー、パーム業界関係者などが参加する「持続可能なパーム油のための世界的な枠組み」をテーマにしたオンラインセミナーにて、立ち上げられた。この文書は2021年12月4日、第9回閣僚会議を構成している省庁によって事前に採択され、承認されている。

 CPOPC・Tan Sri Dr. Yusof Basiron常任理事は、「CPOPCでは、パーム油はSDGsの3つの分野である社会、経済、環境に貢献できるため、大豆油、菜種油、ヒマワリ油などの他の植物油の持続可能な代替手段になると考えられています。GFP-SPOは、『インドネシア持続可能なパーム油(ISPO)』や『マレーシア持続可能なパーム油(MSPO)』などの認証制度が拡大するにあたり、将来の指針における参照として用いられるでしょう」と話している。

出典:InfoSAWIT 2月18日付