インドネシア東カリマンタン州でパーム農園を運営するPT. REA Kaltim Plantationsの21年度の年次報告書によると、21年の同社のパーム生産数は大雨が原因となり、前年比で減少したという。

 インドネシア東カリマンタン州でパーム農園を運営するPT. REA Kaltim Plantationsは、2021年12月31日付の年次報告書によると、21年はパーム果実(FFB)の生産数が前年比で減少した。豪雨に見舞われたことや雨天の日数が多かったことが原因だという。21年は収穫の遅れや火事が起こったことで、パームの木の枯死も発生した。

 東カリマンタン州の多くの地域で、21年第2四半期にパームの収穫数が減少したのは、受粉プロセスが延期となったことや、大雨のための日光不足が原因となっている可能性がある。

 REA Holdings plc会長・David Blackettは、「豪雨のためにパーム果実の収穫が延期されただけでなく、苗の育成計画も延期されたため、パーム果実の収穫がさらに減少しました。当社は土壌中の安山岩の採掘を計画し、優れたインフラを開発するための長期計画を段階的に開始する予定です」と話した。

 REAグループでは、サトリア製油所(SOM)が完成し、チャクラ製油所のメンテナンスが終了するため、ペルダナ製油所の修理が必要であっても、パームを処理する効率は高まるはずだ。早くても2022年末と見込まれるが、コロナ禍から回復する時期までに、製油所のメンテナンスを完了する必要がある。

出典:InfoSAWIT 2月2日付