インドネシア政府は、パーム食用油の価格が高騰しているため、その原料であるパーム原油(CPO)、RBDパーム油、使用済み食用油の輸出を規制することを決定した。今回の規制を定めた商業大臣規則No.2/2022は、2022年1月24日から適用される。

 インドネシア政府は、食用パーム油の価格が高騰しているため、インドネシア国内で食用パーム油とその原料を入手できるよう、食用パーム油の原料となるCPO、RBDパーム油、使用済み食用油の輸出を規制する。これらの輸出を規制する商業大臣規則No.2/2022は、2022年1月24日から適用される。

 インドネシア政府は、今回の規制により、食用パーム油の原料をインドネシア国内に留めようとしている。輸出政策に関する商業大臣規則No.19/2021の代用となる商業大臣規則No.2/2022が定められたことで、食用パーム油の価格が安定することが期待されている。

 規制の第二段階では、バルク(積み荷)またはそのもののかたちで輸出品の荷積みをする申し出はすべて、商業大臣規則が利用できるようになる前に、税関長によって承認を受けなければならず、輸出の事業許可を完了することなく、輸出契約の形式によってその手続きが行われる可能性がある。