インドネシアでパームプランテーション開発を行うPT. Cisadane Sawit Raya Tbk(CSRA)は、インドネシアのスマトラ島北部の南タパヌリに1,800億ルピアを投資して、パーム油を加工する第2工場を建設するという。第2工場の建設により、CSRAの生産能力が倍増する見込みだ。

 インドネシアでパームプランテーション開発とパーム油の加工工場の運営を行うPT. Cisadane Sawit Raya Tbk(CSRA)は、インドネシアのスマトラ島北部の南タパヌリに1時間あたり45tのパーム油を加工できる第2工場を、1,800億ルピアを投資して建設しようとしている。

 今回のプロジェクト資金はグループ内企業から、融資はインドネシア大手のMandiri銀行から調達している。第2工場は2022年1月に着工、12月に竣工となり、CSRAの子会社であるPT. Samukti Karya Lestariによって運営される。CSRAは第2工場を建設することで、インドネシアの持続的なパーム油(ISPO)認証に基づく戦略的な計画を前倒しする予定だという。

 CSRA の財務および企業の社会的責任開発の責任者であるSeman Sendjaja取締役は、第2工場に1,800億ルピアを投資することはCSRAの持続可能なビジネス戦略の一部であり、この投資により、全国的な優れた農業ビジネス企業になるというビジョンを実現すると発表している。

 Seman Sendjaja取締役は「第2工場を建設することで、07年に建設されたスマトラ島北部のラブハンバトゥの第1工場のみを運営していたときに比べて、当社の生産能力が倍増する見込みです。パーム油はインドネシア経済を発展させるために重要な役割をはたしていますが、今回の工場建設に関して、多くの利害関係者からの投資はありません。CSRAは、インドネシアで優れた持続可能なパーム油プランテーション企業になるために、当社のみで行動することはできませんでした」と言った。

出典:InfoSAWIT 1月13日付