インドネシア商業省は、(独)日本貿易振興機構(JETRO)ジャカルタ事務所、インドネシアPKS協会(APCASI)と提携し、11月24~25日にPKS商談会を開催した。インドネシアから日本へのPKS輸出額は、年間1,200万ドルになると見込まれている。

 インドネシア商業省は、(独)日本貿易振興機構(JETRO)ジャカルタ事務所、インドネシアPKS協会(APCASI)と提携し、11月24~25日にPKS商談会を開催した。インドネシアから日本へのPKS輸出額は、年間1,200万ドルになると見込まれている。

 インドネシアの主要な輸出品であるパーム油を絞った後のパームヤシ種殻(PKS)の商談会が11月24~25日、インドネシア・リアウ州ペカンバルで開催された。インドネシア商業省は、(独)日本貿易振興機構(JETRO)ジャカルタ事務所、インドネシアPKS協会(APCASI)とともにPKS取引を促進しており、インドネシアのサプライヤーと日本のバイオマス燃料バイヤーによる今回の1対1のPKS商談会の規模から、インドネシアから日本へのPKS輸出額は年間1,200万ドルとなる可能性がある。

 Didi Sumediインドネシア商業省輸出振興総局長は、「インドネシア政府にとって、PKSは貿易収支を黒字化するために、世界での需要と価格の高さを維持することで輸出の可能性を探り続けている商品の1つです」と話した。日本はインドネシアが最も多くのPKSを販売している国で、2030年に国内エネルギー生産量の24%を新たな再生可能エネルギーとする政策を行っている。

 Marolop Nainggolan商業省輸出開発協力局長は、「インドネシア商業省は多くのPKS業界関係者と協力することで、日本へのPKSの輸出を増やせるよう努めています」と語った。

 Nainggolanは27日、「インドネシア国家輸出振興総局、同商業省、JETROは、インドネシアが日本へのPKSの輸出を続け、さらに輸出量を増やせるよう、PKS商談会を実施しました。インドネシア商業省は、候補となる日本のバイヤーにインドネシアのPKSの品質を見てもらえるようリアウ州シアクとドゥマイのPKSの貯蔵所と工場の視察を行っています。インドネシアのPKSがもつ可能性の大きさに納得してもらい、地元のPKS業界関係者と長期的なビジネスがなされることを望んでいます」と話した。

 4月のPKS商談会により、インドネシアのPKSサプライヤー・International Green Energyが約1万トン、同Prima Khatulistiwa Sinergiが毎月の配送契約により、約1万1,000tを11月初旬に輸出した。同Jatim Propertindoは12月初旬、2万トンを日本に輸出する予定だ。