インドネシアの10月の加工産業の輸出額のうち、パーム油は18.52%を占める。21年1~10月の農産物の輸出総額は、前年同期比47.37%増の5,188億5,000万ルピアとなった。インドネシアの21年1~10月の輸出額は前年同期比41.8%増の1,863億2,000万ドルとなっており、景気回復にも影響がおよぶと予想されている。

 インドネシア中央統計局(CBS)責任者・Margo Yuwonoは、2021年10月の加工部門の輸出額がパーム油などの農産物により増加したと発表した。

 「10月のインドネシアの加工産業の輸出額のうち、パーム油は18.52%を占め、農業由来の有機基礎化学製品が増加しています。インドネシアの21年1~10月の輸出額は前年同期比41.8%増の1,863億2,000万ドルと増え続けており、景気回復にも影響がおよぶでしょう」(Margo)。

 農業省データ・情報技術センターの報告によると、21年1~10月の農業関連製品の輸出額は4,784億8,000万ルピア、生鮮製品から加工品までを含めた農産物の輸出総額は、前年同期比47.37%増の5,188億5,000万ルピアとなった。

 Kuntoro Boga Andri農業省情報・広報部長は、「農産加工品は、インドネシアの農産物輸出総額の92.22%を占めます。インドネシアは農産物輸出において付加価値を与えて差別化を図るため、原材料として輸出するだけでなく、農産物を加工する下流産業を発展させる必要があります」と話している。

出典:InfoSAWIT 11月26日付