現代文明が地球環境を壊す
人類の傲慢さが地球環境の悪化を招き、その破局は眼前に迫っている。地球環境の激変、破滅的な超温暖化によって、人類が従来の生活を維持できない事態に陥る寸前である。
その元凶は、化石燃料に頼った我々人類の生活スタイルそのもの。20世紀に突入して人類は文明の絶頂を迎えた。化石燃料の利用によって、あらゆる分野の科学技術が前代未聞の発展を遂げた。世界人口は増加を続け、近い将来、100億人に迫る勢いだ。
ところが、神は「人類しか繫栄しない」という状況に制裁を下した。化石燃料を利用尽くした結果、地球上におけるCO₂の異常な急増を招き、摂氏40度を超える(場所によっては50度)ゾーンが広範囲にわたって増えた。また、記録的な洪水による大規模水害が頻繁に起きている。加えて、異常な降雨とその裏返しである乾燥と熱気が絡んで、山火事を引き起こすという惨状である。
まさしく、人類の存在が険しくなりつつあり、人類文明の崩壊一歩手前にあるといえよう。今こそ人類は、「自分たちが地球環境を壊す張本人」という謙虚さをもたねばならない。
パーム油エネルギーが最も効率的
2050年のカーボンニュートラル(脱炭素化)の実現に向けて、さまざまな取り組みが急激に進みつつある。俗物的な表現をすれば「炭素を産出するのは人類社会への反逆行為」というレッテルが張られることであろう。格調高い表現でいえば、「人類文明のつくり替えという崇高な英雄的行動」となる。
再生エネルギーには多種多様の形態がある。どれか1つ(たとえば風力発電)で、目標を達成できるというものでもない。多様な再生エネルギー方式をもって切磋琢磨すればよい。
我々が主張するパームエナジー(パーム総合燃料)が、再生エネルギーの主流になるという傲慢な考えはない。一端を担えれば幸いであると切望している。このパームエナジーの利点として、主に次の3点を挙げることができる。
- 原料のヤシは樹木。20年周期で再生できる。地球に優しい存在で、CO₂削減の貢献度は大きい。
- 安定的に供給できるメリットがある。大型発電所は必要ない。小型発電のネットワーク化が可能である。
- 地域でエネルギーを自立できる社会の構築が可能である。
今後、我々は「パームエナジーニュース」を開設し、地球環境を守る一翼を担うことを目指して、関連ニュースの提供に取り組むことを宣言する。有効活用をお願いしたい。
2021年11月1日
マックスワールド(株) 代表取締役社長 児玉 直